長野市を走る路線バス応援サイト

2016年3月31日をもって長野市廃止代替路線の原市場線が廃止になりました。国道19号旧道上に残る大安寺橋バス停に路線バスがやって来るのもこの日が最後となりました。 白線の消えた国道幅の道路脇にポツンと佇む原市場線大安寺橋バス停。【26】新町線のバス停は既に新橋梁の袂に移設されていますが、昔はきっとここに発着していたんでしょうね。
まずは【26】新町行で新町へ向かいます。来たのは最新車ブルーリボンIIでした。大安寺橋から新町まで快適に移動しました。 新町では【128】篠ノ井新町線の篠ノ井病院行に乗り換え。車両はライトベゼルまで真っ白のほうの中古エルガミオ02511号車。
原市場で下車し、支所の中や前で30分ほど待っていると新町営業所から南海レインボー41033号車が回送で入線。 信更支所の駐車場にバックで入って待機するダイヤになっていました。記載はありませんでしたが、ここがバス停だそうで。
支所の方がさよならイベントを企画されていてお手製の垂れ幕を作ってあり、それを持って記念撮影タイムに入りました。 その後、車体に装飾をして出発を待ちます。沿線住民の方のお見送りもあるとの事で、最後の花道を飾るさよなら装飾です。
出発セレモニーも終わり、いよいよ乗り込みます。支所の方も数人乗り込んでいます。この表示が出ているバスに乗れるのも最後です。ちょっと右が切れているのも御愛嬌です(笑) 大安寺橋に向けて走り出した原市場線。ミラーにはさよなら装飾が映り込んでいて、特別な運行に花を添えてくれています。
 
主要なバス停では住民の方が待っていらっしゃいました。桜井では記念撮影もありました。私も一旦下車して、その様子を記録させて頂きました。他にも車窓から何度も手を振りました。 終点1つ手前の安庭ではたくさんの方が待っていらっしゃいました。これまで何度か廃止路線の最終便に乗車してきている私ですが、こういう光景は初めて見ました。感動を頂きました。
安庭を出発します。いよいよ原市場線の終点「大安寺橋」に向けて国道19号を快走します。装飾の風船が大暴れ中(笑) 大安寺橋に到着し、バスを転回させたらさよならセレモニーです。最終便担当の運転手さんに地元の方から花束贈呈。
続いて原市場線担当の新町営業所の皆様への記念品贈呈。最後にセレモニーを見守った皆さんでバスを囲んで記念撮影。
楽しい時間はあっという間に過ぎるというもの。いよいよ41033号車が所属の新町営業所に回送されるため、原市場で取り付けたさよなら装飾を外します。普段着の姿に戻っていきます。 最後、皆さんで手を振りバスを見送ります。こんなに暖かい拍手で最後を締め括った最終バスはあったでしょうか。楽しい時間を過ごさせて頂き、行って良かったなと思いました。
〜番外編〜
続けて長野市内に戻り、【14】保科温泉線の廃止区間乗り納めに。最終便ではありませんが、松岡の狭隘区間に乗っておきたいなと。尚、保科温泉まで乗ってしまうと帰ってこれません。 車両は保科温泉線お馴染みのモヤシ145号車。乗車したのは日赤非経由便のため、経由地無しの「保科温泉」表示。系統番号【14】も、日赤手前で左折する路線バスもこの日が最後。
長電バスでは昔から整理券番号9番がありませんが、4/1からの【46】大豆島保科温泉線はアルピコ交通と共同運行のため、もしかしたら9番が表示されているかも!? 松岡の狭隘区間以外にも1ヶ所、廃止されるバス停がありました。それは“長電バスの”大豆島東団地。4/1からはアルピコ交通の落合橋入口に統合されます。無事に乗り納め完了。

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